♡しろねこの乳癌闘病生活♡

30代♡告知~手術に向けての乳癌密着ブログ

これからMRI。

不安だ。

造影剤とやらを注射してやるらしい。

ひとりで車で来たけど帰れるかな?


MRIの前に心電図と肺活量チェック。

測定しながら技師が

「もっといける!もっと!

    がんばって!上手ですねー♡」

と応援してくれる。

テンション上がり

がんばった結果、3.9L。

技師さんはちょっと悔しそうに、

「後ちょっと4Lに届かなかったけど…

    上出来です!がんばりましたね♡」

と褒めてくれた。


何だか誇らしい気持ちになった。


いよいよMRI

ちょっと長めの注射針だけど、

針生検上がりの私には大した事ない。

針が刺さる瞬間を見つめる。

こんなに長くて痛そうなのに痛くない。

先生ってすごい。

色々サインした割に、

造影剤はただの点滴みたいなやつだった。


それよりも気になったのは、

MRI室で終始流れていた

エアロビみたいな軽快なBEATだ。

あれは音楽なのか、機械音なのか

未だによくわからない。


点滴したままお腹にベルトを巻いて

うつ伏せに寝る。

胸部にちょうど2つ穴が空いており、

はめ込む感じ。

さらに、エアロビBEATをかき消すように

クラシック音楽の流れる

防音ヘッドホンを装着。


いざ、MRIに吸い込まれていく。

しばらく待っていると、

突如警報の様な爆音が聞こえる。

一種類ではない。

ベッドの振動と共に、

いくつもの断続的な爆音が

頭上を移動していく。

3Dサラウンドの様だ。


しかし長い。

実際は30分程度だろうか。


爆音にも慣れてきて、

若干睡魔に襲われ持て余す。

さっき1度頭を動かしたら、

画像がブレたと注意を受けたので

辺りも確認できない。

振動と爆音とで

方向感覚も聴覚も視覚も遮断される。


今、地震が起きたら嫌だな。

最近ゾンビ映画ばかり見ているせいか、

この機械から出たら、病院中が

血みどろのゾンビだらけに

なってたら嫌だな、等としょうもない事を

考える。


そうこうぼんやりと

うたた寝している間に、MRIは終わった。

体調を崩す事もなく、運転もできそう。

何にも恐れる事は無かった。

不気味なエアロビBEATだけは、

謎に包まれたまま…


来週はいよいよ結果発表だ。

転移していませんように。