♡しろねこの乳癌闘病生活♡

30代♡告知~手術に向けての乳癌密着ブログ

その瞬間から、私は病人になった。【乳ガン告知】

2021/1/22、医師から告知を受けた私は

晴れて「乳癌stageⅡ」という冠を手にした。


その瞬間から、私は病人なった。


体調も全然悪くなかったのに、

針生検の名残か、何だか胸のしこりは

1週間経っても痛みが続くし

不安が苛立ちへと変わり

職場でも周囲に当たっちゃうし。

自覚した瞬間、急に具合悪い気がしてきた。

「病は気から」は本当だ。

焦りばかりが先走り、

時間が経つのが恐ろしく遅い。


告知1週間前の生検日、エコー画像だけで、

医師からガンを覚悟するよう言われた。


その翌日から、職場の後輩達に質問を

受けてもその場で答えを出さなくなった。


今迄、質問を受けてわからない事は

自分の勉強不足と思い答えを探し、調べ、

各所に問い合わせ、答えを見つけて

相談者にTOPDOWNする様努めていた。

でもこのままでは、私が居なくなったら

困った時、迷った時。この子達は

自ら答えにたどり着けなくなってしまう。


居なくなる事に現実味が帯びてやっと、

自己中心的な偏った美徳や、

散々言われてきたteachingとcoachingの

違いや大切さを噛み締める。

私が居なくても困らないように。

それだけを毎日毎日考えた。


そのまま病気も周囲に明かさないまま、

私は私を介さない業務形態造りと、

出来るかぎりの抱えていた問題解決と、

引継ぎ資料の作成に没頭した。


そうして正式に告知を受けてからは

最速で休職の引継ぎと病院の手続きをとり、

1/29に漸く同僚に打ち明ける許可を得て、

何やかんやで2/1から休職する事になった。

こんなに時間がない中、

たった2日間で寄書きやお花等を

用意してくれた同僚や、

顔を見に駆けつけて下さった上司に

感謝の気持ちで、

最終日の帰り道は涙が溢れた。

みんなはこれからも変わらず

いそがしい仕事の日々が続いていく。


私は今日から各病院との打合わせが始まる。

MRIも手術日程もまだこれからだ。


転移してないといいな。

手術上手くいくかな。

傷痕は?胸のかたちは?温存できるのかな。

手術を乗り越えたとして、

その後続く治療の副作用や後遺症は?

体力的に職場に復帰できるかな?

体力的に大丈夫だとして、

私の居場所はあるのかな?

仕事ついていけるかな?

再発は…?

子どもは…

わからないことだらけで、不安だらけ。


心配事はたくさんあるけど、

みんなは職場で。

私は病院で。


共に生きる為に闘おう。

きっと全てが良くなると信じて。